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砺波の春の新名所として
砺波市新屋敷地区では、毎年チューリップフェアが開催されるゴールデンウィークに岸渡川とその周辺を含め約15,000株の芝桜で来訪者をお出迎えする取り組みをしております。長閑な散居村と色あざやかなシバザクラが、春の癒しのひとときへと誘い、毎年たいへん好評をいただいております。
2010年から進めてきたシバザクラの植え込みは、地元有志の協力のもと年々面積を増やし、今では岸渡川を中心に800メートルの距離でそのあざやかな景色を楽しむことができるようになりました。
シバザクラとの出会い
全国の集落で高齢化や混在化が進み、農地や農業用水などの資源を守る地域のまとまりが弱くなっています。このような状況変化に対し、国では平成19年度から「農地・水・環境保全向上対策」(現在は多面的機能支払交付金)を導入しました。わたしたち新屋敷集落も国の施策に呼応し、農村の自然や環境を守る活動組織を設立し、さまざまな取り組みを行ってまいりました。
一方、集落の中心部を流れる一級河川「岸渡川」の堤防法面の草刈り作業は重労働で危険でもあり大きな負担となっていたところ、先進地である福井県大野市乾側(いぬいかわ)地区への視察先で出会った一面に咲くシバザクラの美しさに心を奪われ、新屋敷地区のシバザクラの取り組みへのきっかけとなりました。その後は、護岸ブロックの天端を覆う泥をスコップで上げ、上げた土砂を搬出、防草シートを張るなど、苦労を重ねながら、雨や晩秋の寒さの中、毎年2,000株のシバザクラを植え込むまでになりました。
新屋敷のこれからの取り組み
今まで見向きもされなかった岸渡川が、今ではたくさんの来訪者からお喜びの声をたくさんいただくようになり、春の風物詩として毎年楽しみにしていただくようになりました。また、新聞各紙に取材をいただいた次の日には、さらに多数の見物客でにぎわう光景に、私たち地元有志としてはこの上ない喜びでいっぱいになります。この他にも赤白のガードパイプに錆止めを施しダークブラウンに塗装することで、よりシバザクラを引き立たせることができました。さらに、集落内にある北部福祉センターと連携し、「勝手に北部苑をシバザクラの郷にする」プロジェクトを立ち上げ、これから数年かけて岸渡川同様北部苑とその周辺をピンク一色に染めようと企画しております。近年では、隣接する日詰集落と協力し、岸渡川の植栽延長を延伸、さらには夢の平スキー場や北部こども園での植え付けにも協力しました。今後も「集落の活性化」、「もう一つ上の砺波」、「花のまち砺波」の実現に向け、集落を上げて楽しみながら取り組みを継続してまいります。
新屋敷自治会(自治会長 加藤 孝)
新屋敷地区農村環境保全向上推進協議会(代表 加藤 孝)
新屋敷岸渡川倶楽部(代表 野澤 敬)
新屋敷地区受賞歴
令和元年「豊かなむらづくり表彰 北陸農政局長賞」
平成30年「河川海岸協会 功労者表彰」
平成29年「うるおい環境とやま賞 光の賞」
平成26年「第63回富山県農村文化賞」
平成21年「平成21年度 富山県農村環境保全優良活動コンクール 知事賞」